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契約を軸に事業の速度を上げる--「契約マネジメント」に成功した3社の場合

事業の全てに必ず存在している契約。契約の一元管理によって事業スピードを向上させた3社を事例として紹介する。

 前回は、契約マネジメントの中身、契約マネジメントと日本企業の相性を考え、リーガルテック先進国アメリカにおける契約マネジメントの動向を紐解き、日本でも契約マネジメントを導入する契機が訪れていることを解説した。今回は、実際に日本企業で契約マネジメントを導入し、契約を軸にした事業の仕組み構築に成功した企業の事例を紹介する。

「契約マネジメント」と事業の関係性

 第1回でも述べたとおり、契約には(1)ライフサイクル(2)関連契約(3)関連業務という要素がある。これらを軸として契約を捉え直すと、契約とは会社の事業そのものと言うことができる。契約書は、企業が得られる権利と、やらなければならない義務が書かれた“事業内容の説明書”だ。

 したがって、契約を軸にして事業の仕組み(業務フロー)を構築することで、自然とその企業、事業に最適な事業遂行のかたちができあがるのだ。なぜなら、契約それ自体はもちろん、成立前後の関連業務を把握できれば、事業を把握したのと同じことになるからである。

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