BI

Tableau入門--オールインワンBI/BAツールの概要

Tableauは、データの視覚化機能が充実したビジネスインテリジェンス/ビジネスアナリティクス(BI/BA)プラットフォームだ。同ツールの特徴、競合製品との比較、料金、セールスフォースとの統合などについて解説する(2020年2月3日公開、2020年11月13日更新)。

 Salesforceは2019年6月、データ分析プラットフォームのTableau157億ドルで買収すると発表し、テクノロジー市場とビジネス市場において大きな話題となった。Tableauは世界有数のビジネスインテリジェンスおよびデータ分析プラットフォームとみなされており、Salesforceのエコシステムに統合されることで、両社はさらに力を増すはずだ。また、この買収は、Salesforceの顧客や新しいビジネスインテリジェンス/ビジネスアナリティクス(BI/BA)プラットフォームを探している人々に、疑問を提起することになるだろう。

 TableauのBI/BAプラットフォームについて詳しく知りたい人のために、データアナリストやビジネスリーダーが知っておくべき情報が簡単に分かるガイドをまとめた。

どんなものなのか

 Tableauは、VerizonやNetflix、Southwest Airlinesといった世界の大手企業で使用されているビジネスインテリジェンスおよびデータ分析プラットフォームだ。

 Gartnerの業界分析「Magic Quadrant」で、2012年以降、毎年リーダーに選出されている。TableauにはトップクラスのBI/BAツールという評価があるため、これは意外なことではない。

 Tableauの企業理念は、顧客が「データを見て理解できる」ように支援することであり、同社のソフトウェアはデータの視覚化に主眼を置いている。Tableauは、スプレッドシートやリレーショナルデータベース、オンライン分析処理キューブモデルなど、多様なソースから収集したデータを使用して、さまざまな形式のグラフや視覚的なチャートを作成する。単純な棒グラフから現実世界の場所へのデータのマッピングまで、多数のビジネスニーズに適した機能を幅広く備えている。さらに、分析レポートを「Microsoft SharePoint」などの他の製品に接続し、ダッシュボードに直接表示することも可能だ。

 主にクラウドホスティングに力を入れている他の多くのビジネスアナリティクス製品と異なり、ホステッドアプリケーションだけでなく、ローカルにインストールできるバージョンもある。Tableauには、デスクトップ向けローカル(およびクラウド)サーバー向けホステッド環境向けのバージョンが存在する。

 Tableauのツールセットは、データ分析だけに限定されているわけではない。同社が提供するソフトウェアには、データサイエンティスト以外のユーザーでもデータ準備に対応できるというものもある。

 つまりTableauには、データ準備、処理、インテリジェンスの機能が揃っているということだ。

なぜTableauを使用すべきなのか

 この数年間、エンタープライズテクノロジー関連のニュースを無視してきたという人でなければ、データ分析、特に処方的分析が今後の主流になるという重要なニュースを耳にしたことがあるはずだ。

 規模の大小を問わず、あらゆる企業が膨大な量のデータを収集しており、これには構造化データ(リレーショナルデータベースに整理されたデータ)と非構造化データ(その他のすべてのデータ)の両方が含まれている。企業は分析によって過去をモデル化し、未来を予測して、最大限の成果を得るための進路を定めることができる。そのデータによって競争で優位に立つことができるが、そのためには十分に先を見越して使用しなければならない。

 TableauはオールインワンのBI/BAツールとして設計されており、専任の分析チームを持たない企業がより簡単に分析を利用できるようにすることを目指している。成功のために分析が必要だが、分析のためにチームを拡大する余裕がない小規模企業にとっては、とりわけ有用だろう。特に小規模な企業向けに、「Tableau Public」という無料バージョンも提供されている。利用できるツールは限られるが、視覚的なデータモデルを完全に無料で作成することができる。

 ビジネスアナリティクスとビジネスインテリジェンスを始めようとしている企業や組織は、Tableauをチェックしておくべきだ。

SalesforceはなぜTableauを買収したのか、両社はどのように統合されていくのか

 製品と競争の観点から見て、Salesforceが157億ドルでTableauを買収した理由はいくつかある。

 Salesforceは顧客関係管理(CRM)プラットフォームだ。CRMには、クライアント、顧客、見込み客、販売データなど、企業の外向きの指標に関するデータがすべて保存され、整理される。

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