BYOD(私物端末の業務利用)を推進すると、IT部門がコアインフラストラクチャーとデータ資産を保護しながら、多種多様なデバイスをすべて管理する作業の複雑さが増す。利用するモバイルデバイス管理(MDM)ソリューションを選定する前に、組織が検討すべき重要なことが5つある。選択を誤ると、時間やコスト、生産性の損失を招くだけでなく、自社のニーズや懸念に完全には対応できないソリューションを使わざるを得ない状況に陥る可能性もある。
1. 開発者フレームワークを完全にサポートする
MDMソフトウェアは、主にモバイルデバイスにポリシーと制限を適用することで機能する。これらのポリシーはソフトウェア開発者が作成したフレームワーク(設計図のようなもの)に基づいており、これらのフレームワークによって、デバイスを制御できる方法と制御できない方法が規定されている。多くのMDMソリューションは、開発者フレームワークを完全にサポートしているので、すべてのポリシーを管理に利用できる。その一方で、特定の機能しかサポートしないソリューションや、管理に利用できるポリシーを制限するソリューションもある。自社で管理する必要のあるデバイスおよびOSタイプ向けのすべてのフレームワークを完全にサポートするプロバイダーを選ぶのが得策だ。
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