ウェブ会議

後発でも成熟市場で成長--ウェブ会議「Zoom」アーキテクチャの独自性

日本でもウェブ会議は普及し続けているが、後発組である「Zoom」が日本市場に参入した。成熟市場とも見えるウェブ会議だが、同社によると、そうではないという。日本法人トップに話を聞いた。

――それはZoomのアーキテクチャに秘密があるのではないだろうか。具体的に他社との違いを教えてほしい。

安田氏 既存のビデオ会議やウェブ会議に用いられている技術はソリューションによって異なり、プラットフォームごとにサーバーを運用しているベンダーもいる。

 だが、Zoomはワンプラットフォームで運用し、ミーティングやウェビナーを作成すると、各国に設置したサーバーにミーティング情報を同期。参加者が欧州にいる場合は、近隣にサーバー経由で会議に参加可能だ。

 また、MCU(多地点制御装置)のようにサーバー側で処理を行わず、性能も大きく向上したデバイス(クライアント)側で適切な映像解像度を選択するため、クラウド側の負担は少ない。さらにネットワーク帯域に応じて、クライアント側で映像解像度を取捨選択させている。

ZVC JAPAN シニアセールスエンジニア 安田真人氏
ZVC JAPAN シニアセールスエンジニア 安田真人氏

――WebRTCは使っていないのか。

安田氏 SVC(Scalable Video Coding)を独自拡張したプロトコルを実装している。SVCはベースとなる映像を最低品質でエンコードする基本レイヤー、次に拡張レイヤーをエンコードするが、この拡張レイヤーの部分を独自拡張した。さらにQoS(帯域制御)ではなく、クラウドと各デバイスのトラフィックをモニタリングすることで、動的に配信する仕組みも備えている。

佐賀氏 つまり、個別のトラフィックや状態を動的にモニタリングし、クライアントに分散して処理させている。その意味では(従来のウェブ会議と)デザインが異なるため、パフォーマンスを発揮できる。

Zoomダッシュボード。クライアントの負荷率をリアルタイムで計測し、適切な利用環境を提案できる
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