サウザンドアイズ・ジャパンは12月20日、インターネットを企業のバックボーン、クラウドを自社データセンターとして監視するサービス「Internet Insights」を発表した。米本社ThousandEyesソリューションズエンジニアリング担当バイスプレジデントJohn Clark氏は「(顧客や従業員の)デジタル体験はIT部門に手の届かないプロバイダーやネットワークに依存している」とIT環境の変化を指摘し、企業が直面するさまざまなリスクをInternet Insightsで即時対応可能だと説明する。
ThousandEyesの調査によれば、コスト削減などを目的にMPLS(Multiprotocol Label Switching)からSD-WAN(Software-Defined Wide-Area Network)に移行した企業は、ルーティング関連エラー数が年1万4000回以上も発生し、年間の分散型サービス妨害(DDoS)攻撃も累計1700万回を数える。インターネットサービスプロバイダー(ISP)を起因とするハイブリッドIT環境の障害率は31%にも及び、障害検知や障害切り分け、解決・復旧までに要する時間は長い。
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