「Linux」サーバー上で重要なタスクを処理するスクリプトを記述した後、何が起きたのかを記録するために、または、実行中に起きなかったことをトラブルシューティングするために、そのスクリプトの出力が必要になった場合は、どうすればいいのだろうか。スクリプトが特定のサービスを使用している場合は、それらの特定のログファイルをいつでも閲覧できるが、これは少し面倒である。また、スクリプトに問題がある場合、これらのサービスログは役に立たないかもしれない。
最善の策は、常に便利な「tee」コマンドや「script」コマンドを使用することだ。teeコマンドは標準出力から情報を読み取り、標準出力またはファイルに書き込む。一方、scriptコマンドは端末セッションの写しを作成し、ファイルに出力する。bashスクリプトを多用する人にとって、これらのコマンドは必須ツールとみなされるべきである。スクリプトが大量の情報を出力する場合は、特にそうだ。
本記事では、teeコマンドとscriptコマンドについて解説する。これを読めば、「bash」スクリプトのトラブルシューティングとロギングをより効率的に実行できるようになるはずだ。
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