老舗の文具、オフィス家具メーカーであるプラス(港区)の社内カンパニーの一つで法人向け流通を事業とするジョインテックスカンパニー(ジョインテックス、港区、従業員数約500人)は、販売店向けオフィス用品の卸購買サービス「JOINTEX」を中心に、企業向けのオフィス用品通販サービスの「smartoffice」、介護施設向けのデリバリーサービス「スマート介護」、学校、幼保園向けの通販サービス「smartschool」を運営している。自社だけでなくパートナー製品も取り扱い、各地の営業拠点とも連携。ユーザーにはリピーターも多く、コミュニケーションに重きを置く“人がいる通販サイト”を標榜しているという。
運営するコンタクトセンターのシステムリプレースにあわせてクラウドベースのコンタクトセンターサービス「Amazon Connect」を採用。仮想デスクトップサービス(DaaS)「Amazon Workspaces」と併用し、“持ち運べる”コンタクトセンターを実現したという。
情報システム部門主導で業務改革
同社は現在、ITを活用した業務改革に取り組んでいるという。
例えば、地方の販売店などの合弁会社という成り立ちで企業文化や情報システムの管理が拠点ごとにばらばらという課題に対し、拠点ごとのファイルサーバーをAmazon Web Services(AWS)上のストレージに統合。共有化したことでファイルの交換場所に留まらない、拠点間の情報交換場所としても機能しているという。
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