常時稼働、常時接続のクラウドストレージは、当初は珍しい機能で、冒険心が強いIT通の人しか使っていなかったが、約10年の間に一般的な機能へと発展し、インターネット接続コンピューティングデバイスを持つほぼすべての人が使用するようになった。クラウドストレージシステムは今や、スマートフォンでもPCでも利用できて当然の標準機能だ。実際のところ、どんなクラウドストレージも利用できないコンピューティングデバイスは、消えゆく運命と言っていいだろう。
「Microsoft Windows 10」ユーザーの場合、標準のデフォルトクラウドストレージサービスは「Microsoft OneDrive」だ。Windows 10の一般的なインストールの不可欠な部分として含まれている。この個人版のOneDriveでは基本的なクラウドストレージ機能を利用でき、文書、スクリーンショット、写真、ポッドキャストなど、一般的な種類のファイルを保存できる。
「Microsoft Office 365」のサブスクリプションを利用している場合、標準のデフォルトクラウドストレージシステムは「Microsoft OneDrive for Business」だ。個人版と同じ機能に加えて、生産性アプリケーションや業務に重要な拡張機能をいくつか利用できる。OneDrive for Businessで利用できる機能群は、Office 365の各サブスクリプションと明確に関連付けられている。
ITリーダーがMicrosoft OneDriveに関する情報を短時間で把握できるように、米TechRepublicはMicrosoftの標準クラウドストレージシステムに関する最も重要な詳細情報を本記事にまとめた。
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