コミュニケーション ウェブ会議

「Zoom」のビデオ会議で変わる働き方--シエナCIOが語る導入成果

シエナの最高情報責任者(CIO)に、「Zoom」のビデオ会議システムについて聞いた。社内のコミュニケーションが改善したほか、ネットワークのトラブルシューティングにも役立っているという。

 「Zoom」を使用したビデオ会議について、米TechRepublicのTeena Maddox記者が、Cienaのシニアバイスプレジデント兼最高情報責任者(CIO)であるCraig Williams氏に話を聞いた。以下では、インタビューでの会話を書き起こして編集した内容を紹介する。

Craig Williams氏:Cienaでの以前のビデオ会議体験は、あまり良好とは言えませんでした。そこで当社は、全く新しいテクノロジーを導入して、全従業員とのエンゲージメントとコラボレーションの改善を図ることにしました。Zoom導入前の体験は思わしくなかったので、少しリスクのある決断でした。いちかばちかZoomと提携したわけです。Zoomを採用する前には、複数のベンダーが参加する大規模なコンペを実施し、さまざまな事業部門の従業員ベースを活用してビデオ会議を行いました。コンペを実施して選んだのがZoomです。そこから本当の意味でエンゲージメントが起きるようになりました。

 利点は、バーチャルルームで誰かと対面するという体験そのものでした。ビデオなら当然のことだと思いますが、得られたエンゲージメントや体験を考えると、これが会社の文化にとってどれだけ大切か、以前は理解できていなかったと思います。

Craig Williams氏
Craig Williams氏

 初めてZoomを試す人に、いつも伝えようとしていることがあります。何より重要なのは、実際にビデオカメラをオンにして、ビデオ会議でときどきするあの感情的な体験を乗り越えることです。それができて、私が注意したら、その体験がとても簡単であることに気づいてもらえました。ビデオ会議では、音声だけの場合よりも双方向的な会話ができるようになりました。

 当社の従業員は世界中にいます。確か世界35カ国だったと思います。さまざまなオフィスがあり、自宅で働いている従業員も大勢います。Zoomによって、場所と場所を隔てるものがなくなり、時間や場所に関係なく、あらゆるデバイスで仕事ができるようになったと思います。

 私自身もフルタイムのリモートワーカーです。ノースカロライナ州ローリーの自宅で働いており、必要なときには出張します。Zoomは本当の意味で、時間と場所を問わず働くことを可能にしてくれました。Zoom導入前には不可能だったことです。インフラストラクチャーを運用してサポートをしていると、サービスの品質がサービスそのものだという風に感じることがよくあります。Cienaでは違うやり方をしようと強く意識したのは、ネットワーク全体をくまなくチェックして、ネットワークが正常か確認することです。そうすれば実際に、ネットワーク上で非常に優れた高解像度の体験を得られます。

 私はよく、Zoomは非常に優れたネットワーク管理監視ソフトウェアだと言っています。というのも、問題が起きている可能性のある場所を教えてくれるからです。誰かとうまくビデオ会議ができないときは、そのユーザーのワイヤレス接続に問題があるのではないか、自宅の接続に不具合が生じているのではないか、と原因を探ることができます。サービス品質低化の原因を示してくれるデータが、実際に手に入るようになりました。

 トラブルシューティングは本当に簡単です。Zoomの関係者には、ネットワーク全体のトラブルシューティングと管理を支援する製品として売り込むべきだと、よく話しています。プラットフォームから得られる分析によって、障害が起きている場所を正確に特定し、サービスの品質、接続の品質を確保できます。つまりZoomなら、ユーザーの体験の裏側にあるものについて、さらに多くの情報を得られるということです。

 まずは「ビデオ会議は必要か」から考えます。率直に考えてみてください。必要ないと感じるのなら、その理由を自問してみましょう。よくある理由は、Cienaでもそうだったように、以前の体験があまり良くなかったことです。当社にはビデオという文化があまりなかったので、このトピック自体を避けて通ることもできたかもしれません。しかし、私はCIOとして、平均的な状況の打破に挑み、従業員間のコラボレーションとコミュニケーション、エンゲージメントを改善するために、テクノロジーを活用して何を変えることができるのかを考えなければなりませんでした。

 こうして選んだZoomは、特定のユーザーベースとともにさまざまなことを実験できるものになりました。従業員の意見を取り入れながら、その作業に着手したところ、普及率が非常に高いので、Zoom自体の変更管理は、ビデオのロールアウト時に想像するほど大変ではないことが分かりました。私がぜひ最初に聞きたいのは、「なぜビデオを使っているのか」、あるいは「なぜ使っていないのか」ということです。もしビデオを使っていて、その体験がいまひとつなのだとしたら、せめてZoomを試してみて、このソリューションで管理が容易になるか確かめてほしいと思います。

 過去に他の種類のビデオプラットフォームを使った経験から言えることですが、Zoomは非常に軽量です。クラウド上にありますから。インフラストラクチャー側で必要な処理はあまり多くありません。繰り返しになりますが、通話の品質から得られる分析は、インフラストラクチャー全体の改善に役立ちます。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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