日本全国でペーパーレス化が進みつつあるが、紙をなくすことはできないと考えている方も多いのではないだろうか。デジタル化したファイルで事足りたり、コンビニなどを活用して外で印刷できる機会も増えたりしているとはいえ、出力機器が皆無というオフィスはまだまだ少ない。
カラーかモノクロか、顔料やプラスチック粒子でできた粉末で構成するトナーを紙に転写する“レーザープリンター”か、液体インクを用紙に直接噴射する“インクジェットプリンター”か、はたまたコピーやスキャンといった印刷以外の機能も備えた“複合機”なのか。いくつかの選択肢はあるが、いずれにせよ紙にできるなんらかの出力機器はあるはずだ。
ここでは、一般的なオフィスでの活用を想定し、特長やラインアップなどをベンダーごとに紹介していく。第4回はコニカミノルタ。
1873年、写真や石版材料などの販売事業から開始した小西屋六兵衛店をルーツとするコニカと、国産カメラの製造を創業事業に1923年に立ち上がった日独写真機商店がルーツのミノルタの経営統合により、2003年に誕生したコニカミノルタ。複合機を含む情報機器のブランドとして“business”と“hub”を組み合わせた「bizhub(ビズハブ)」シリーズを展開している。
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