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MSの「Azure Front Door」--ネットワークインフラの複雑さを軽減可能な統合ツール

「Azure Front Door」は、ロードバランサーやウェブアプリケーションファイアウォールなどの各種機能が統合されたサービスだ。負荷分散の改善やセキュリティ強化などの効果を期待できる。

 「Microsoft Azure」のようなクラウドサービスは、広範囲へリーチする必要があるアプリケーションのホスティングに最適なプラットフォームだ。世界規模で展開されており、コードとコンテンツをリージョン間で迅速にレプリケートできるため、デプロイプロセスが簡素化され、アプリケーションの弾力性が向上する。

 大規模インターネットアプリケーションは以前から構築されており、アプリケーションへの接続を管理する技術がこれまでに多数開発されている。たとえばロードバランサーは、接続を代替ローカルサーバーや他のサイトにルーティングし、サーバーの過負荷を防ぐ。DNSラウンドロビンは、単一のグローバルIPアドレスを複数のサービスに割り当てて、IPアドレスを基に、あるいは完全に無作為にトラフィックをサーバーに送信し、ロードバランサーがパケットを適切にルーティングできるようにする技術だ。ウェブアプリケーションファイアウォールは、異常なトラフィックや悪意あるトラフィックからサイトを保護し、新しい攻撃パターンを検知するとアップデートされる。

 こうした技術が登場した結果、コードとユーザーの間に、複雑なネットワークインフラストラクチャーの層ができてしまった。要素ごとに設定ツールが異なり、さまざまな管理ツールを使用するインフラストラクチャーだ。これを最新の状態に維持するには入念なケアが必要で、アクティビティーを記録して、セキュリティ侵害の兆候がないか分析できるようにしなければならない。ソフトウェア定義型ネットワーク(SDN)などの新しいテクノロジーも、この状況に拍車をかけている。仮想ネットワークアプライアンスも、やはり設定や管理は必要で、何よりモニタリングが必要だ。

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