日本全国でペーパーレス化が進みつつあるが、紙をなくすことはできないと考えている方も多いのではないだろうか。デジタル化したファイルで事足りたり、コンビニなどを活用して外で印刷できる機会も増えたりしているとはいえ、出力機器が皆無というオフィスはまだまだ少ない。
カラーかモノクロか、顔料やプラスチック粒子でできた粉末で構成するトナーを紙に転写する“レーザープリンター”か、液体インクを用紙に直接噴射する“インクジェットプリンター”か、はたまたコピーやスキャンといった印刷以外の機能も備えた“複合機”なのか。いくつかの選択肢はあるが、いずれにせよ紙にできるなんらかの出力機器はあるはずだ。
プリンターや複合機などの印刷機器を提供するベンダーごとに紹介する。第2回はセイコーエプソン製品の国内販売を担うエプソン販売(エプソン)。
世界初の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」を開発し、その子供たち(SON)を世に送り出したいという想いから1975年に誕生したというエプソン。時計やコンピューターを市場に投入しつつ、1984年にはインクジェットプリンター商品化第1号となる「IP-130K」を発売。今ではレーザー方式のプリンター販売もしつつ、インクジェット方式を得意領域としている。
残り本文:約1844文字 ログインして続きを読んでください。