現代の企業にとって、大量のデータを収集、処理、取得することは、これまでも標準業務手順書(SOP)の重要な一部だった。しかし、ビッグデータソリューションやIoTデバイス、クラウドコンピューティングサービスの普及拡大により、データを取得して、有用なものに変換することの重要性がこれまでになく増している。こうした環境において、リレーショナルデータベースは、規模の大小を問わずあらゆる企業で定番のツールとなっている。
クラウドコンピューティングサービスのさまざまな利点のおかげで、企業は追加のハードウェアを展開したり、新たに専門エンジニアを雇ったりしなくても、洗練されたリレーショナルデータベースソリューションを迅速かつ効率的に実装することができる。こうしたクラウドベースツールの典型的な例が「Amazon Relational Database Service」(Amazon RDS)である。Amazon RDSは、「Amazon Aurora」や「PostgreSQL」「MySQL」「MariaDB」「Oracle Database」「SQL Server」を含む複数のデータベースインスタンスタイプをサポートする。
このチュートリアルでは、AWSコンソールから、Amazon RDSを使用して基本的なMySQLデータベースを作成し展開する方法を紹介する。
Amazon RDSを使用してMySQLデータベースを作成する
最初に、管理者レベルの認証情報でAWSにログインする必要がある。それが完了したら、ダッシュボードを使用して、利用可能なサービスのリストの「Database」(データベース)セクションからRDSをクリックする。
残り本文:約2045文字 ログインして続きを読んでください。