茨城県のつくば市は、超過勤務時間の削減を目的にロボティックプロセスオートメーション(RPA)ツールを導入して効果を生み出しているが、どのようにして導入を成功させているのだろうか。導入のポイントを明らかにした。
RPA導入の経緯
つくば市は、茨城県の南西部に位置し、人口がおよそ23万5000人。つくばエクスプレスの開業により、沿線自治体の人口は増加傾向にあるが、つくば市も同様だという。研究者(2万人)や外国人(9500人強)、学生が多いという特徴があり、転入や転出、パスポート申請など、市民窓口課の繁忙期が複数存在するという。
また、税の申告時期になると、同市役所の申告相談会場には多くの人が訪れ、市職員が1万件超の申請を受けることになると、つくば市総務部ワークライフバランス推進課係長を務める三輪修平氏は、NTTグループが8月28日に開催した記者説明会に登壇して述べた。
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