Silver Peak Systemsは8月29日、SD-WANプラットフォームの新たなパートナーとして、ディストリビューターのシネックスジャパンと日本での販売代理店契約の締結を完了したことを発表した。同日開かれた記者会見で、Silver Peakの日本アジア太平洋地域の営業を担当するバイスプレジデントのDean Vaughan氏は「日本市場に根付けるように存在感を示していきたい」と展望を語った(Silver PeakはSD-WANを「Software-Defined」ではなく「Self-Driving」と定義している)。
日本におけるSD-WAN市場は2003年時点で3400万ドル(約36億円)だが、直近の調査によれば18億ドル(約1910億円)まで成長しているという。アジア諸国の最高情報責任者(CIO)を対象に調査すると、導入を検討しているソリューションにSD-WANの名を上げているのはシンガポールと日本としている。
成長の背景には、データセンターからクラウドへの移行がある。ある調査では7割のアプリケーションがクラウドへ移行し、「この流れは加速している」(Vaughan氏)という。だが、Vaughan氏は「今日の企業は『ルーター中心型』『基本的なSD-WAN』と2つの妥協的選択肢を強いられている。ビジネスファーストなネットワーキングモデルへ移行すべきだ」と強調する。
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