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「Galaxy Note 10」入門--5Gモデルも加わったサムスンの新ファブレット

「Galaxy Note 10」は、サムスンのGalaxy Noteシリーズの新製品だ。大画面モデルの「Galaxy Note 10+」や、5G対応モデルとあわせて、機能、スペック、販売情報などを解説する。

 モバイルネットワーク展開の違いによって、提供されるモデルに影響が生じている。VerizonとAT&Tが採用するミリ波のネットワーク展開は、電力消費が比較的多く、大きめのバッテリーが必要だ。米CNETによると、「韓国と他の市場(おそらく欧州)では、小型のGalaxy Note 10に5Gという選択肢が用意されるだろう。だが米国では、5Gに対応するのはGalaxy Note 10+だけになる」という。

 米CNETはまた、AT&TとT-MobileのGalaxy Note 10+がQualcommの第2世代モデム「X55」を搭載すると報じている。この新型モデムは、電力消費と放熱の問題に対処していると考えられるが、「サブ6GHzネットワークにのみアクセスでき、ミリ波サービスには接続できない」という。サブ6GHz周波数では、カバレッジの安定性は向上するものの、大きな話題になるような通信速度は出せないだろう。

 両モデルともディスプレイは「HDR10+」認定で、3基の背面カメラ、すなわち16メガピクセルの超広角レンズ、12メガピクセルの広角レンズ、12メガピクセルの望遠レンズを搭載し、さらに10メガピクセルの前面カメラを備える。Note 10+にはVGAの「DepthVision」カメラも搭載される。また、Note 10もNote 10+も、米国で販売されるモデルにはQualcommの「Snapdragon 855」が搭載され、サムスンの本拠地である韓国で(おそらく他の市場でも)販売されるモデルには、自社開発の「Exynos 9825」が採用される。

 ネットワーキングについては、両モデルともWi-Fi 6とBluetooth 5.0をサポートしている。また、4×4 MIMOアンテナによって「7AA、LAA、LTE Cat. 20まで」をサポートし、最大通信速度は下りが2.0Gbps、上りが150Mbpsだ。

 Galaxy Note 10は、全モデルが「Android 9.0 Pie」をインストールした状態で発売される。

なぜ重要なのか

 サムスンは2019年の「Galaxy Fold」の発売延期や、以前のGalaxy Noteラインアップでの問題といった苦境を経験してきた。これを考えると、Galaxy Note 10は同社にとって、信頼できるスマートフォンを設計して出荷できることを証明するうえで重要な新製品ということになる。

 さらに、サムスンは5Gスマートフォンを発売する最初のスマートフォンメーカーに名を連ねており、5Gモバイルネットワークがさらに普及したときに、アップグレードを検討するユーザーにとってGalaxy Note 10+の5G対応版は重要な要素の1つとなる。したがって、米国での5G展開はまだ比較的初期の段階にあるとはいえ、ユーザーはLTEにしか対応していないスマートフォンに1000ドル超を出そうという気にはなりにくいはずだ。Note 10の949ドル、Note 10+の1099ドルという価格を考えると、消費者に財布のひもを緩めさせるには、キャリアによる割引や何らかの付加価値をつけた販売が必要になるだろう。

 サムスンは、Huawei Technologies(ファーウェイ)などのAndroidスマートフォンメーカーやAppleの「iPhone」との競争が激しくなっており、世界最大のスマートフォンメーカーという地位が(理論的には)脅かされているが、Huaweiは政治的トラブルを抱えているし、最初の5G対応iPhoneの発売は2020年にずれ込むと予想されているため、サムスンは身動きを取りやすくなっている。

誰が影響を受けるのか

 Galaxy Note 10はビジネスパーソンにとって特に魅力ある製品だ。その理由はサムスンとMicrosoftのパートナーシップにあり、「Office」アプリ群があらかじめロードされ、「Samsung Notes」アプリに手書きしたメモを「Microsoft Word」などのアプリケーションにエクスポートできるようになっている。

 また、「Samsung DeX」デスクトップアプリによって「Windows」との広範な統合が実現し、デバイス間でのファイルのドラッグ&ドロップ、通知の確認、メッセージの送受信、写真の閲覧が可能になる。

 Note 10には充電機能も複数用意されており、45Wの充電器を使うと77分でフル充電できる。サムスンによると、30分充電すれば丸1日はもつという。また「Wireless PowerShare」により、Note 10を使用して「『Galaxy Watch』や『Galaxy Buds』といった『Qi』対応デバイスをワイヤレス充電できる」としている。

 Galaxy Note 10シリーズに搭載された新機能に「Air Gestures」がある。サムスンはこれを「デバイスの一定の部分をS Penによるジェスチャーでコントロールする」機能だと説明している。米ZDNetのLarry Dignan編集長は、プレゼンテーションデモアプリを使ったハンズオンで次のように指摘した。「Air Gesture機能を試したが、思うように動かすことができなかった。カメラでパン撮影をする場合や、ギャラリーで次に進むとき、あるいは新しいスライドを表示させる際に、S Penをカメラに向ければいいのか、サイドにフリックするべきなのかよく分からない。(中略)気がつくと私は何をするにも、押して、スワイプして、放して、と言いながらやっていた」

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