AI・機械学習

「AIは悪になりうるか?」から考える“拡張知能”というツールとしてのAI

人工知能(AI)を巡る議論では常に「AIは悪になりうるか?」が問われる。しかし、AIに対する先入観について不満を言うことは、鏡に映った自分の姿に不満を言うようなものだと考えることができる。

 人工頭脳学やコンピューター科学みの親と話すことは、筆者にとって大きな喜びである。人工知能(AI)やロボット工学は比較的歴史の浅い分野であるため、これらの分野の先駆者の多くは存命であり、各種イベントにも積極的に参加している。彼らと議論することは、Thomas Jeffersonと民主主義について、Albert Einsteinと物理学について議論するようなもので、こうした機会を見逃す訳にはいかない。

 こうした先駆者は、自らが携わったテクノロジーについて、現代の潮流とは異なる視点を持っていることが多い。彼らは進歩のためだけに技術的な進歩を目指すのではなく、技術が社会に与える影響について高い視座を持っている。

 ベンチャーキャピタリストやシリコンバレーの億万長者、スタートアップ企業の創業者には、企業や個人としての興味や見解を持ち合わせているが、年長の賢人たちはこれらを経験してきた。もちろん、彼らが常に正しい訳ではないが、その声には可能な限り耳を傾けるべきだろう。

 筆者は幸運にも、発明家のRay Kurzweil氏、コンピューター科学者のLeonard Kleinrock氏、UNIXの生みの親の1人であるKen Thompson氏らと会う機会に恵まれた(この記事を読めるのも、彼らが直接的あるいは間接的に関与したテクノロジーのおかげである)。

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