サービス拒否(DoS)攻撃は、国家が支援する攻撃者も、自由奔放なスクリプトキディもよく使うサイバー兵器だ。誰が実行するかに関係なく、サイバー犯罪者に狙われた組織では非常に大きな混乱と損害が発生することがある。2018年以降、DDoS攻撃の頻度と影響力が高まっており、組織にとってさらに深刻なリスクとなっている。
今回の米TechRepublicの入門記事では、攻撃の手口や緩和の対策など、サービス拒否攻撃について包括的に解説する。
どんなものなのか
サービス拒否(DoS)攻撃とは、悪意ある攻撃者がウェブサーバーやウェブアプリケーション、クラウドサービスに大量のサービス要求を送信し、他のユーザーがアクセスできないようにする攻撃戦略だ。DoS攻撃は基本的に発信元が1つだが、分散型サービス拒否(DDoS)攻撃では異なるネットワーク上の多数のマシンを使用して、特定のサービスプロバイダーを混乱させる。DDoS攻撃は複数の発信元から実行されるため、DoS攻撃よりも緩和が難しい。
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