クラウドサービス

「COBOL」ベースのメインフレームアプリをクラウドへ--The New York Timesの事例

The New York Times(NYT)のITチームは、1979年から一般家庭向けの購読サービスを管理してきたビジネスクリティカルなアプリケーションを「AWS」へと移行した。

 なぜ、わざわざ昔ながらの「COBOL」ベースのアプリケーションをクラウドに移行しようと考えるのだろうか。確かに、高価なメインフレームからコスト効率の高いクラウドに移行するのは素晴らしい。しかし、その移行の裏には多くの人が想像する以上に多大な労力がかかる。それなのになぜ、わざわざそうするのか。

 筆者はこの疑問をModern Systemsの最高経営責任者(CEO)であるBrandon Edenfield氏にぶつけてみた。同社はレガシーアプリケーションのソースコード、データ、およびプラットフォームを変革するための最新ソリューションを提供する企業だ。Modern Systemsは、The New York Times(NYT)と提携し、1979年から一般家庭向けの購読サービスを管理してきたビジネスクリティカルなアプリケーションを移行させるとともに、年間5億ドル以上に相当する基幹業務のサポートを担当した。では、そのゴールはどこか。「Amazon Web Services(AWS)」上で稼働させることだ。

見かけ以上の難しさ

 問題について、Edenfield氏は筆者に語ってくれたが、NYTのITチームも次のように言及している。「『z/OS』OSが稼働する『IBM Z』メインフレームは、NYTで進化を遂げてきたより最新のプラットフォームと比べて運用コストが高くついた。運用コストを減らし、『Digital Platform』と『Home Delivery Platform』の統合を可能にするため、近代化が必要だった」。どれくらい高くつくのだろうか。Edenfield氏によると、NYTは「市場で最も高価なプラットフォーム、つまりIBMのメインフレームを抱えていた。これがとてつもなく高い。顧客はソフトウェアを購入せず、毎年ライセンスを更新するために莫大な金額を支払っている」という。

編集部おすすめの関連記事

残り本文:約2703文字 ログインして続きを読んでください。

「クラウドサービス」で読まれている記事

TechRepublic Japanで人気の記事

編集部オススメ

トレンドまるわかり![PR]

財務・経理
人事・労務
マーケ・営業
購買・調達
生産・製造
データ分析
コミュニケーション
通信・通話
文書・コンテンツ
PC・モバイル
新興技術
ITインフラ
クラウドサービス
クラウドストレージ
IaaS
PaaS
プライベートクラウド
OS・ミドルウェア
開発
データベース
運用
セキュリティ

ホワイトペーパーランキング

  1. Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅
  2. 仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム
  3. スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る
  4. Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に
  5. 偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

Follow TechRepublic Japan

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]