クラウド型経理財務業務自動化システム「BlackLine」を提供するブラックラインは記者会見を7月16日に開催。代表取締役社長 古濱淑子氏は働き方改革の文脈で「経理システムを自動化することで全体的な生産向上につながる。(BlackLineの活用によって)企業内での定着を推進したい」と語り、バックオフィスの自動化策を強くプッシュした。
同サービスの採用でeBayは決算日数を10日から3日に短縮し、The Coca-Cola Companyは経理担当要員を800人から300人へ、スポーツアパレルのUnder Armourも経理担当者を10人から6人に削減。国内ではフリマアプリを展開するメルカリが同社サービスを活用している。
多くの企業は経営の高速化を念頭に、各部門の生産性向上を現場に求めている。それは営業部門やマーケティング部門にとどまらず、バックオフィスに類する経理部門も同様だ。CFO協会の「経理財務部門のDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する実態と課題の調査」によれば、経理部門におけるデジタル化の必要性を感じている割合は99%にも及ぶ。
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