
SX12/Pro PJ カラー:ブラウン(出典:VAIO)
PCメーカーのVAIO(長野県安曇野市)は7月9日、ノートPCの新モデルを発表した。個人向けの「SX12」、法人向け「Pro PJ」の2機種で、筐体は同一。一般的な折りたたみ形式“クラムシェル”型で「メインマシンの最小形」がコンセプトになるという。同日から受注を開始し、7月19日から出荷する。

キーピッチ比較(出典:VAIO)
画面サイズは12.5型だが、ベゼルを細くしたことでA4用紙よりもフットプリントを小さくするとともに、キーボードのキーピッチは一般的なデスクトップPCと同様の約19mm。従来と同等以上の堅牢性を確保しつつ、CPUやメモリなどハードウェアの構成が変わっても重さは897g以下となっている。
インターフェースは4K対応のHDMIのほか、VGAなどの“レガシー”な端子も含め、有線LANなど新旧問わず利用頻度の高い端子を搭載。USB Type-Cからは一般的な小型充電機器から充電できる。

対応端子(出典:VAIO)
4コア、8スレッド駆動の第8世代CoreプロセッサのUシリーズを独自のチューニング「VAIO TruePerformance」で高性能化。Core i7モデルでは約25%、Core i5モデルでは約15%の性能向上となり、小型軽量4K対応14型ワイドの大画面モバイル「SX14/Pro PK」と同等のパフォーマンスを発揮するという。“本気でモバイルする”ビジネスパーソンのより一層の支援を目指す、生産性とモバイルPCのベストバランスを追求するモデルとしている。
「13インチモバイルノートは最適解か」
2019年7月1日で設立5周年を迎えたというVAIO。設立当初はコンシューマー向けが9割だったという販売構成比は、働き方改革という政府の取り組みとのマッチ、キッティングなどハードに留まらない付加価値などで変化。今では7割以上が法人向けにシフトしつつあるという。付加価値はコンシューマー向けでも成果を発揮し、当初国内のみだった販売は世界18カ国へと広がっているという。
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