ソフトウェアのロボットがPC操作を実行するロボティックプロセスオートメーション(RPA)。作業を自動化できることから盛り上がりを見せ、6月7日に開催された「RPA DIGITAL WORLD TOKYO 2019」でも多くの来場者が詰めかけていた。歩きながら目に留まった6つのブースを紹介する。
1.「MinoRobo」--SIノウハウを詰め込んだデスクトップ型
Minoriソリューションズ(新宿区)は、2018年1月から販売するデスクトップ型RPA「MinoRobo」を紹介。システムインテグレーター(SIer)として多くの実績を持つ同社だが、自社初となるサービスを模索していたという。
同社のビジネスイノベーション推進室長を務める高橋進一郎氏は「もともとスクラッチでの受託開発が事業の中心だったため、色々なアプリの自動化実績がある。現場ごとに存在している各ツールやノウハウを集約して開発した」と経緯を説明する。
従来ツールに多い座標や画像を指定する方法でなく、オブジェクト認識型を採用。レイアウト変更などにも柔軟に対応可能で、簡単かつシンプルな操作画面を実現した、誰でも使えるRPAになるという。「自社開発ツールということで、サポートも柔軟に対応できる。シナリオのサンプル作成など、支援も高く評価されている点の一つ」(高橋氏)
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