RPA オートメーション・エニウェア・ジャパン

サーバー型RPA「Automation Anywhere」新版、Citrix仮想環境に対応--UI日本語

サーバー型RPAソフトウェアの新版「Automation Anywhere Enterprise 11.3.2」とコグニティブ技術の新版「IQ Bot 6.5」の提供が開始。UIも日本語されるとともにABBYY製日本語OCRエンジンを標準で搭載する。

 オートメーション・エニウェア・ジャパン(AAJ)は5月23日、サーバー型ロボティックプロセスオートメーション(RPA)ソフトウェアの新版「Automation Anywhere Enterprise(AAE) 11.3.2」とコグニティブ技術の新版「IQ Bot 6.5」の提供を開始。同日開かれた記者会見でAAJセールスエンジニアの秋本尚吾氏は「日本語UI(ユーザーインターフェース)の提供とABBYY製日本語OCR(光学文字認識)エンジンを標準搭載した」と特徴を説明した。

 RPAを筆頭に業務の自動化は、労働力人口減少を迎える日本にとって喫緊の課題である。2018年9月に米本社Automation Anywhereとロンドン大学は英国や米国、日本、インド4カ国の従業員1000人以上を持つ大規模企業400人の経営者を対象に共同で調査。調査結果によるとRPAに投資または1年以内に投資する日本企業100社中の割合は97%。「他国に比べて非常に高い数値」(秋本氏)

 だが、RPAやAIが従業員の時間を解放したとする日本企業の割合は59%。「他の3カ国に比べて20~30%ほど上回る」(秋本氏)と説明。全体的な数値としては、31%の企業がRPA導入結果として従業員の有効性や健康が優れ、職場の「人間らしさ」が向上したと回答した。

オートメーション・エニウェア・ジャパン セールスエンジニア 秋本尚吾氏
オートメーション・エニウェア・ジャパン セールスエンジニア 秋本尚吾氏

 RPAの有効性と日本企業の積極性が欠落している姿が浮き彫りになる調査結果だが、その要因として秋本氏は「導入済みもしくは予定する企業が多いものの、成果に結びついていない」と指摘する。

 AAJでは業務プロセスの自動化を「デジタルワークフォース」と定義付け、(1)シンプルなロボット構築や売り上げといった効果測定を開始する「Start RIGHT」、(2)導入部門の拡大やミッションクリティカルな業務への対応、非定型帳票の自動化を開始する「Scale FAST」、(3)人事制度への取り組みやロボット適用面積を拡大する「Transform BIG」――という3フェーズに分類している。

 同社は日本企業はフェーズ2に達してもスケール成功に至らず、先の労働時間短縮に至っていないと推察。その上で今回のバージョンアップは日本企業を支援する内容と説明している。

UIが日本語化されたAAE
UIが日本語化されたAAE

 具体的には冒頭で述べた日本語UIの採用だ。以前から日本語マニュアルや2バイト文字処理への対応など日本語に対応するAAEとUI Botだが、UIの日本語化は英語が不得手な利用者の抵抗感を払拭することになる。

 ちなみにAAEは英語と日本語に加えて、韓国語、フランス語の4カ国語、UI Botは英語と日本語に加えて、韓国語、フランス語、中国語(簡体字、繁体字)、ドイツ語、スペイン語の7カ国語に対応した。これらのサポート範囲は市場からの要望に応じたものとなる。

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