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特殊詐欺対策の実証実験に見る「NTTグループ再編の布石」

本連載では、筆者が「気になるIT」を取り上げ、その概要とともに気になるポイントを挙げてみたい。今回は、NTTグループが今夏に行う予定の「特殊詐欺解析AI(人工知能)を用いた実証実験」を取り上げる。

 本連載では、筆者が「気になるIT(技術、製品、サービス)」を取り上げ、その概要とともに気になるポイントを挙げてみたい。今回は新技術へのトライアルということで、NTTグループが今夏に行う予定の「特殊詐欺解析AI(人工知能)を用いた実証実験」にフォーカスした。

NTTグループ4社が特殊詐欺解析AIを用いた実証実験

 NTT、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズは先頃、特殊詐欺の撲滅に向けて、特殊詐欺解析AIを用いた実証実験を行うと発表した。NTTグループが保有する技術やサービスを活用する。実施期間は2019年度第2四半期(2019年7~9月)中に開始し、数カ月を予定。行政機関などと調整し、東京都内で実施する。

 特殊詐欺とは、不特定の人に対して対面することなく、電話などを使って行う詐欺のこと。これまでもさまざまな対策が講じられてきたが、その手口はますます巧妙化、複雑化しており、認知件数・被害額も依然として高い水準で推移している。

 また、金銭的な被害に留まらず、人命にかかわる事件も発生したことにより、電話に出ることに対して不安を感じる人が増えている。今回の取り組みは、こうした不安を取り除き、安心して電話を利用できるようにすることを目的としている。

 実証実験では、使用している電話機に接続する特殊詐欺対策アダプタから、録音した通話内容をクラウド上に転送し、特殊詐欺解析AIが通話内容を解析。特殊詐欺であると疑われる場合には、本人や親族などの予め登録された人に注意喚起メールを送信。これにより、本人や親族などが詐欺の危険性を察知することが可能となる。(図1)

図1:特殊詐欺解析AIを用いた実証実験のイメージ(出典:NTTグループ4社の発表資料)
図1:特殊詐欺解析AIを用いた実証実験のイメージ(出典:NTTグループ4社の発表資料)

 この実証実験によって、特殊詐欺解析AIの精度向上とともに、利用者および行政機関の要望の把握、端末設置や設置後のアフターフォローなど運用面の確認を行う構えだ。

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