G2 Crowdによると、従業員エンゲージメントとは「組織に対する従業員の感情的なつながりと関与、そしてコミットメントのレベル」だという。自分が評価されていると従業員に感じさせることで、仕事、同僚、企業への熱意や献身度が高まり、定着率やパフォーマンス、生産性も向上する。逆に、従業員の仕事の満足度やエンゲージメントレベルが低くなると、企業は苦しむことになる。
Gallupが2018年に実施した調査によると、米国において、エンゲージしている(熱意ある)社員の割合は34%で、積極的にディスエンゲージしている(反感を持っている)社員の割合は13%だった。また同調査では、従業員エンゲージメントのレベルが高く、ディスエンゲージメントのレベルが低い企業では、1株あたりの利益増加率が競合より4倍高いこともわかった。さらに、こうした企業は収益性が21%高く、顧客エンゲージメントや、従業員の生産性および定着率も高く、事故も少ないという。
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