プログラミング言語「Rust」は、「C++」のような高性能言語に代わる確かな選択肢として、ゆっくりだが着実に名を上げている。
Rustの中核チームはこのほど、今後予定している同言語の新機能と改良点をとりまとめた2019年のロードマップを公開した。
Rustの中核チームはある投稿で、「2019年は、Rustプロジェクトにとって活性化と成熟の年になる」と述べ、さらに、ガバナンスの向上、長年要求されてきた機能の作り込み、そして同言語とツールの品質向上を中心に取り組むと付け加えている。
Rustは、「C」やC++の高い性能を必要としつつ、メモリを手動で管理する煩わしさから解放されたいプログラマーに人気がある。Rustの担当チームはこれまでも、Rustについて、「Ruby、『Haskell』『Scala』とミックスしたようなもの。クロージャーやイテレーターなどの関数的機能のほか、『Haskell』に似たリッチな型システムが備わっている」と表現している。
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