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AMD「Ryzen Embedded R1000」--埋め込み市場向けSoC

AMDが埋め込み市場向けシステムオンチップ(SoC)「Ryzen Embedded R1000」シリーズを発表した。

 AMDが埋め込み市場向けシステムオンチップ(SoC)の第2弾を発表した。新たに発表したのは「Ryzen Embedded R1000」シリーズのSoCで、既に提供されている「V1000」シリーズプラットフォームとの互換性があるという。Ryzen Embedded R1000シリーズは14nmの「Zen」および「Vega」コアをベースに構築されたチップで、15~25Wのパワーエンベロープ(TDP)向けとなっている。

 R1000シリーズは2モデルが発表された。いずれも2コア、4スレッド設計で、主な違いはクロック速度にある。「R1505G」がベースクロック2.4GHz/ターボ速度3.3GHzで動作するのに対し、高性能モデルの「R1606G」はベースクロック2.6GHz/ターボ速度3.5GHzで動作する。「Vega GPU」コアのクロックの動作クロックは、R1505Gが1GHz、R1606Gが1.2GHz。ベンチマークの詳細は3DMarkで公開されているが、奇妙なことに作成年月日は2018年10月になっている。

 AMDは上記2モデルを「前世代より1Wあたりの性能が3倍、また競合製品と比べ、1ドルあたりのCPUおよびグラフィックス性能が4倍向上している」と説明しており、この場合、「Intel Core i3-7100U」を競合製品としている。

 R1000シリーズは、DisplayPort 1.4接続機能経由で最大60FPSの4Kディスプレイをサポートし、ハードウェアアクセラレーションによるH.265エンコード/デコードおよびVP9デコードに対応する。また、今回の2モデルは、10GbE接続ポートを2基装備するほか、サーバー向けCPU「EPYC」で採用されているものと同じセキュリティ拡張機能もサポートしている。これにより、NASやデジタルサイネージといったユースケースに魅力的な製品となっている。

 Atariは、「Linux」搭載のマイクロコンソール「Atari VCS」向けにこれらの新CPUを使用する計画であり、当初発表していたAMD APUから変更になる。新CPUは、他の(必ずしもコンシューマー向けとは限らない)デジタルサイネージ向け埋め込みシステムや、近い将来登場する、さまざまな埋め込みシステムに搭載されることが見込まれている。R1000は、よりハイエンドのシングルボードコンピューターの熱心なユーザーにとって魅力的なオプションとなるだろう。x86-64アーキテクチャーとUEFIのサポートにより、Arm製チップ搭載デバイスよりも、容易にデプロイできるからだ。

CES 2019で「Ryzen 3」CPUの量産サンプルを披露するAMDの最高経営責任者(CEO)Lisa Su博士

CES 2019で「Ryzen 3」CPUの量産サンプルを見せるAMDの最高経営責任者(CEO)Lisa Su博士
提供:James Sanders/TechRepublic

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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