小売業界におけるデジタルトランスフォーメーションの取り組みがここ数年間、勢いを増している。化粧品店における拡張現実(AR)テクノロジの導入、自動ピックアップステーションの設置、モバイル端末データを活用した顧客体験向上など、その取り組みは多岐にわたる。経営幹部の大半(72%)が、今日の小売業において、人工知能(AI)は「競合上不可欠なもの」と考えていることが、Oxford Economicsの最新調査で明らかになった。
こうした動きに合流すべく、Googleは「Cloud for Retail」という新たな取り組みを、米国時間4月10日に開催された「Google Cloud Next」カンファレンスで発表した。データアナリティクスやAIを活用することで、7つの新しい小売店向けソリューションをエコシステムにもたらす。
Googleのブログ投稿によると、すべてのソリューションは、6つの柱を中心に構成されているという。6つの柱は、物流/フルフィルメント/配送、顧客の獲得と維持、店舗運営、オムニチャネル商取引、商品構成、製品ライフサイクルの管理となっている。
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