NOREN Content Serverのポイント
- 閲覧者ごとにコンテンツを出し分け可能なリアルタイムパブリッシュが可能
- リアルタイムパブリッシュと静的ページをディレクトリやページ内で共存可能
- 承認プロセスをGUIで設定できるワークフロー機能も搭載
NOREN Content Serverの製品解説
のれんの「NOREN Content Server」(韓国I-ON Communicationsが開発)はCMS。アーキテクチャは“静的CMS”でパフォーマンスや安定性、セキュリティを優先させている
リアルタイムにコンテンツを見せたい、ダイナミックに閲覧者に最適化したコンテンツを表示したいといったニーズに対応するためリアルタイムパブリッシュ機能を実装。コンテンツ公開を秒単位でコントロールしたり、閲覧者にコンテンツを出し分けたり、コンテンツ情報を絞り込んだりできる。
リアルタイムパブリッシュ機能を実装するためにDynamicモジュールを採用。これにより、ウェブサイトに対する従来型のコンテンツ配信と、閲覧者のアクセスに応じたリアルタイムパブリッシュの2つの経路が用意されている。従来通りに静的なコンテンツだけでウェブサイトを運用することも可能だ。
静的なコンテンツで十分なコンテンツは静的に、リアルタイムに情報を公開する必要があるコンテンツはリアルタイムパブリッシュ機能というように、コンテンツによって使い分けができ、それぞれをディレクトリ、ページ内で共存させることが可能。これにより高いパフォーマンスと安定性を保ちながら、必要な部分のみをリアルタイムに表示できる。
サイト内検索では、ユーザー企業が望む検索機能があるツールと組み合わせて利用可能。コンテンツ情報をXMLなどで出力してサイト内検索ツールと組み合わせて絞込検索ができる。アクセスログ解析でもユーザー企業が望むツールと組み合わせて利用可能。ログ解析のタグはサイト全体で一括設定できる。
キャラクタセットは多言語に対応。世界中のウェブサイトを一括で管理、更新可能。管理画面は日英中韓に対応。グローバルに展開する企業の場合、現地でコンテンツを更新する場合は現地の言語で更新できる。
エディタはWYSWIG。HTMLの知識がなくてもテキストの入力だけでテンプレートに含まれるロゴや画像など他の要素を統合したウェブページを生成可能。コンテンツ入力時は、入力フィールドのタイプを選んでテキストを登録可能。見出しや本文、画像、リスト、表などを選べる。
ウェブサイトを構成するテキストや画像、テンプレート、ワークフローなどをリポジトリデータベースに保管することで共有、再利用が可能。コンテンツのバージョン管理や変更履歴、承認プロセスの監査情報も管理する。
ウェブページが作成されると承認者にメールが送られ、ブラウザで承認可能。承認プロセスをGUIで設定できるワークフロー機能も搭載されている。承認フローは1人ずつの直列承認フローの他、複数の承認者を必要とする並列承認フローにも対応している。
マルチデバイス対応では、レスポンシブデザインのサイトとデバイスごとのサイトを作成可能。プレビューページでは画面サイズを変えながら確認できる。ブロックごとに表示するデバイスを指定することもできる。
用途と機能 | 静的なアーキテクチャのCMS |
---|---|
特徴 | コンテンツ公開を秒単位でのコントロールや、閲覧者にコンテンツを出し分け、コンテンツ情報の絞り込みなどが可能。マルチデバイス対応では、レスポンシブデザインのサイトとデバイスごとのサイトを作成可能 |
導入企業 | 豊田市役所、村田機械、日本アムウェイ合同会社、アセットマネジメントOne、ほか |