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2018年に給与が高かった10のプログラミング言語

「Dice 2019 Tech Salary Report」によると、最も稼ぎのよい職種に関連する10のプログラミング言語の開発者はいずれも、平均給与が10万ドルを上回った。

 2018年の技術系従業員の給与上昇率は横ばいだったものの、年収10万ドル以上の開発職は依然として豊富だったことが分かった。

 「Dice 2019 Tech Salary Report」によると、テクノロジプロフェッショナルの2018年の給与は0.6%増にとどまったが、基本給の高さは変わらず、年間の平均給与は9万3244ドルだった。

 最も稼ぎのよい職種に関連する10のプログラミング言語の開発者はいずれも、平均給与が10万ドルを上回った。

 首位に立ったのは「Go」だが、コンテナ配備プラットフォーム「Docker」やGoogleのコンテナ管理ソフトウェア「Kubernetes」といった、現代のデータセンター事業のオーケストレーションを支援する主要オープンソースツールがGoをベースとしていることを考えると、それほど意外ではないだろう。

 とはいえ、Go(「Golang」としても知られる)のスキルを求める求人件数は、より実績のある「Java」などの言語と比べるとはるかに少ないことが考えられる。もしくは職務に求められる一連の言語にGoが含まれる可能性が高い。

 おそらくそれと関連して、DevOpsエンジニアは、年収11万1683ドルと、最も稼いだ技術職の5位に入った。ソフトウェア開発とシステム管理の橋渡しができるこうした技術者が高給を手にする可能性があることを考えれば、「Shell」スクリプトを記述するスキルを持つ開発者が平均10万9518ドルを稼ぎだす事情を理解する助けになるだろう。これは前年比4.0%増である。

 同様に、最も稼げるスキルは、ビッグデータ関連ストレージおよびアナリティクスのビルディングブロックの配備や管理に関連するものだった。具体的にはデータストリーミングプラットフォーム「Apache Kafka」、クラウドベースのnoSQL型リレーショナルデータベース「Amazon DynamoDB」、クラウドベースのデータウェアハウス「Amazon Redshift」などである。

 そして、一時代を築いた「Perl」も、1980年代後半から使われているにも関わらず、ウェブサーバスクリプティング、システム管理ジョブ、ネットワークプログラミングなどで現在も需要があるようだ。

 Perlはさまざまな面で「Python」や「PHP」に取って代わられた言語かもしれないが、「IMDb」や「Amazon」などの主要ウェブサイトで2016年頃も使われていたようだ。

 おそらく、この点がPerlによる年間の平均給与が11万678ドルであることを説明している。ただし、前年比で2.7%減であり、給与額は減少傾向にあるようだ。

 上記以外にトップ10に入った言語は以下のリストで参照できる。このなかには、通常、バックエンドサーバソフトウェアの記述に使われる「Node.js JavaScript」、企業が好んで使用するJavaなど、いつもの顔ぶれが含まれている。Javaについては、2018年の給与上昇率が堅調に推移したことが米国時間1月30日、Glassdoorによって大きく取り上げられた。

 今回のDiceの報告書によると、技術系従業員の最優先事項には給与、労働環境、研修、リモートおよびフレックス勤務体系、および仕事のやりがいなどが挙げられたという。

 特に、業務を通じてのトレーニングを必要としている技術系従業員が71%と多数を占めたのに対し、勤務先の企業がトレーニングに資金を投じていると答えた技術系従業員は40%にとどまっていると、同報告書は理想と現実にずれがあることを指摘している。

 このDiceによる給与調査は、テクノロジプロフェッショナル1万780人を対象に2018年末にかけて実施された。

2018年に最も稼いだプログラミングおよびスクリプティング言語

言語平均給与前年比増加率(%)
1. Golang13万2827ドルN/A
2. Perl11万678ドル-2.7
3. Shell10万9518ドル4.0
4. Node.js JavaScript10万5418ドル3.7
5. 「Java/J2EE」10万5164ドル2.6
6. 「TypeScript」10万3680ドル1.7
7. 「Python」10万3587ドル0.4
8. 「Ruby」10万2086ドル-1.2
9. 「Swift」10万1631ドル3.2
10. 「C#」10万1566ドル1.8

2018年に最も稼いだ技術系スキル

スキル平均給与前年比増加率(%)
1. Kafka12万7554ドル4.3
2. Amazon DynamoDB12万5609ドル1.3
3. Amazon Redshift12万5090ドル0.4
4. 「Cassandra」12万4152ドル1.1
5. 「Elasticsearch」12万3933ドル-0.6
6. 「RabbitMQ」12万3777ドル5.3
7. 「MapReduce」12万3001ドル-1.9
8. PaaS(Platform as a Service)12万2967ドル3.3
9. 「HANA
(High Performance Analytical Application)」
12万2907ドル3.7
10. 「Cloudera」12万2753ドル-1.2

2018年に最も稼いだ技術職

職種平均給与前年比増加率(%)
1. 技術管理職
(最高経営責任者(CEO)、
最高情報責任者(CIO)、
最高技術責任者(CTO)、
バイスプレジデント(VP)、
ディレクター(Dir.))
14万2063ドル3.9
2. システムアーキテクト12万9952ドル-3.8
3. 技術管理職
(ストラテジスト、アーキテクト)
12万7121ドル8.0
4. プロダクトマネージャー11万4174ドル-4.2
5. DevOpsエンジニア11万1683ドルN/A
6. ソフトウェアエンジニア11万989ドル5.1
7. ハードウェアエンジニア11万972ドルN/A
8. プロジェクトマネージャー11万925ドル-2.8
9. セキュリティエンジニア11万716ドルN/A
10. 開発者:アプリケーション10万5202ドル7.6%

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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