Biware らくらく受注 Pro 2のポイント
- 小売会社別に帳票の出力機能などをアダプタとして提供
- 伝票の明細確認や出荷数量の指定などデータを参照、作成、編集
- 出荷データをもとにピッキングリストが自動生成
Biware らくらく受注 Pro 2の製品解説
インターコムの「Biware らくらく受注 Pro 2」は小規模の卸やメーカーを対象にした電子データ交換(EDI)ソフトウェア。メーカーや卸、小売りといった流通事業者が利用するEDIの標準仕様である「流通ビジネスメッセージ標準(Business Message Standards:BMS)」に対応している。
スーパーマーケットや百貨店など複数の得意先とオンラインで接続して受注から支払いまでを支援する。流通BMSの取引開始に必要となる、小売会社別に納品伝票出力や指定帳票出力などの機能をアダプタとして提供する。
EDIシステムを構築する上で大きな負担となる新しい得意先の追加にも、アダプタを追加することで流通BMSの取引を開始できる。アダプタはイオンや東急ストア、マックスバリュ、西友、マツモトキヨシ、ドン・キホーテなどさまざまなものが用意されている。
受注から出荷、出荷梱包、受領、返品、請求、支払い、値札、集計表の各取引データについて伝票の明細確認や出荷数量の指定などデータを参照、作成、編集できる。受注商品に欠品が生じたときには受注総数に対して自動的に案分して出荷データを作成するなどの機能も搭載している。
出荷データをもとにピッキングリストが自動生成される。全ての注文に対して出荷先単位で商品アイテムごとの数量を出力したり、商品単位で出荷先ごとの数量を出力したりできる。
ファクスや電話での緊急発注には専用画面から手入力で伝票を作成可能。複数の得意先に対して一括で伝票を作成することもできる。
取引上必要となるマスターデータは登録、削除が可能。手書き出荷処理では、登録されたマスターデータをもとに伝票を作成する。任意の取引先や取引業務に関連した内容だけを受注担当者の操作画面に表示可能、取引業務を制御できる。取引データやデータベース内部の情報はZIPファイルに出力可能。障害が起きた時に取り込んで復元できる。
オプションでJCA手順や全銀TCP/IP手順などにも対応し、流通BMSと併用することもできる。導入時に一括購入するオンプレミスと、月額や年額で利用料を支払うクラウドの2タイプをラインアップしている。
用途と機能 | 小規模の卸やメーカーを対象にしたEDIソフト |
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特徴 | アダプタはイオンや東急ストア、マックスバリュ、西友、マツモトキヨシ、ドン・キホーテなどさまざまなものが用意。全ての注文に対して出荷先単位で商品アイテムごとの数量を出力したり、商品単位で出荷先ごとの数量を出力したりできる |
税別料金 | オンプレミス Standard:23万円~、Advance:34万5000円~ クラウド 月額:8000円~、年額:8万円~ |