業務をこなすにはPCが大前提。4~5年前の古いPCのままでは業務の現場に潜む本来の生産性を発揮できない。
タブレットの台頭によって従来のノートPCも進化。ノートPCとしてもタブレットとしても使用できる2in1や、画面部分を取り外してタブレットとして使えるデタッチャブルなど、多様なモデルが登場している。
2019年を迎え、国内のPCメーカーもこぞって最新モデルを発表。近年の傾向にある“法人”用途を明確に謳うモデルが登場。ほぼすべてのメーカーから出ているといっても過言ではない。各社の方向性などをポイントを絞って紹介する。
1.Let's note
パナソニックは1月15日、「Let's note」の最新モデルとなる計4シリーズ10モデルを発表した。14.0型でフルHDパネルを搭載するハイクラスモデル「LV」シリーズの「LV7」を2モデル、12.1型でWUXGAを搭載する「SV」シリーズの「SV8」を4モデル、12.0型でQHDを搭載するデタッチャブルモデル「XZ」シリーズの「XZ6」を2モデル、B5サイズ程度の大きさに750gという持ち運びやすさを重視した「RZ」シリーズの「RZ8」には2モデルを追加。

Let's note SV8シリーズ(出典:パナソニック)
SVシリーズおよびRZシリーズには、インテルの最新モデルとなる第8世代プロセッサーを搭載。そのほかワイヤレスWANモデルの追加など、ビジネスニーズに合わせてラインアップを強化したという。
1月25日から順次発売。パナソニックのショッピングサイト「Panasonic Store」では1月15日から予約を受け付け、1月31日に発売する。なお、今回の発表はすべて個人店頭向けモデル。
SV8シリーズ
OS:Windows 10 Pro 64ビット/Windows 10 Home 64ビット
CPU:Core i7-8565U/Core i5-8265U
メモリ:8GB/16GB
ストレージ:128GB/256GB
ディスプレイ:12.1型(16:10)
表示方式:WUXGA、TFTカラー液晶、非光沢
駆動時間:約14時間~
質量:約999g~1159g
Office:Microsoft Office Home & Business 2019
外形寸法(幅)×(奥行)×(高さ):約283.5×203.8×24.5mm
税別販売価格(パナソニックストア):21万7800円~
2.dynabook
東芝クライアントソリューション(TCS)から社名を変更し、シャープの子会社として再出発したDynabook。1月17日にはモバイルノートPC「G」シリーズをはじめ、店頭向けモデル、カスタマイズ可能な法人向けモデルにそれぞれ新商品を発表。再出発後の第1弾として店頭向けモデルを計5シリーズ11モデル追加している。
dynabookブランド誕生30周年記念モデルとして新たに発表されたGシリーズは「The Note PC」がコンセプト。軽量かつ強靱な筐体で唯一無二のモバイルノートPCの実現を目指すという。CPUやメモリ、SSDなどが異なる「G8/J」「G7/J」「G6/J」「G5/J」の4モデルをラインアップしている。
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