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「Raspberry Pi」の歩みをたどる(2)--名前の由来と難航した設計

シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」の開発の経緯を全4回にわたって振り返る。第2回では、製品名の由来や直面した課題について、共同開発者のエベン・アプトン氏らが語った内容を紹介する。

 クレジットカードサイズのシングルボードコンピュータの共同開発者が、画期的なマシンの開発で乗り越えてきた数々の困難を語った。ここでは、その内容を全4回にわたって紹介する。今回は第2回目。

「Raspberry Pi」の名前の由来

 2008年は、Raspberry Piにその名を与えることになる試作品をUpton氏が作った年でもあった。

 この第2の試作機は、手作業で組み立てた最初の試作機より処理能力は高かったが、やはりRaspberry Piのような本格的なコンピュータではなく、Broadcomの画像処理装置(GPU)とベクトル計算機(VPU)だけで動いていた。これらのチップは通常、より大規模なコンピュータシステムに使われるものだ。Upton氏は2番目の試作機について、「Broadcomの開発ボード上に作った急ごしらえのもの」と説明している。

 この試作機も、Upton氏が子ども時代に使っていた「BBC Micro」と似ていた。処理能力はBBC Microよりもはるかに高かったが、起動するとやはり、カーソルが点滅する画面になる。今回は「Python」のコードを入力して実行できる画面だった。

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