開発者の能力を見出すことが困難な企業や雇う余裕のない企業が、ローコードプラットフォームやノーコードプラットフォームに注目しつつある。こうしたプラットフォームが、IT部門やビジネス部門の社員にアプリケーション構築の機会を提供するためだ。ノーコードプロバイダーのQuick Baseがこのほど発表したレポートによると、これらのプラットフォームによって効率性が高まるほか、コラボレーションやワークフローの統合も進むという。また、カスタマ―サービスが改善され、多くのケースで同プラットフォームがビジネスの重要な一部になるとしている。
世界の顧客318組織を調査したところ、ノーコードプラットフォームを利用している組織のほぼ90%が、これらプラットフォームの位置付けが事業の成功に欠かせないと答えている。同プラットフォームが事業成果の向上に直接結びついたためだ。
またレポートでは、ノーコードアプリケーションによってこれまで以上にさまざまな社員が開発に携わることができるようになったとしている。調査対象となったノーコードアプリケーションユーザーのうち約半数が女性で、10人中4人がミレニアル世代、10人中7人がIT以外のビジネス部門で働いているという。
市場には数多くのツールが存在しているため、どこから始めていいのか困惑している組織も存在することだろう。レポートでは、ノーコード開発プラットフォームを迅速に採用するにあたり、IT部門やビジネス部門のリーダーが従うべき9つのヒントを提供している。
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