オフィスソフト

「Excel」で数式を保護--他のユーザーが誤って変更するのを防ぐ

「Excel」の保護機能を使えば、他のユーザーが誤ってセル内の数式を変更してしまうというような事態を防ぐことができる。

 数式は「Excel」のシートで重要度の高いコンポーネントの1つであり、保護する意味は大いにある。他のユーザーが誤って数式を変更し、あなたのやろうとしていた仕事に問題が発生する事態は避けたいはずだ。幸いにも、Excelの「保護」機能を使えば、他のユーザーから思いもかけない被害をこうむる事態は避けられる。また、保護するだけではなく、数式が見えないようにすることが必要な場合もあるだろう。たいていの場合、その必要があるのは、機密データや機密情報を保護するときだ。

 ありがたいことに、Excelの書式を保護したり非表示にしたりする操作はごく簡単だ。この記事では、その方法を説明しよう。

 筆者は、64ビット版の「Windows 10」で「Office 365」の「Excel 2016」(デスクトップ版)を使用している。とはいえ、保護機能はかなり前からあるものなので、古いバージョンで学んだ方法が今でも使える。ブラウザ版では、保護機能が部分的にサポートされているが、保護の有効と無効を切り替えることはできない。また、デモファイルは必要がないと思われるため、用意していない。どのようなExcelデータでも試せる。

最初に注意すべきこと

 まず、保護とセキュリティの違いをはっきり理解しておくことが大切だ。Excelの保護機能は、セキュリティ機能ではない。保護機能は、誰かが悪気なく、誤ってあなたの仕事に支障をきたすような操作をしないようにするためのものだ。機密情報や機密データが悪意を持った人の手に渡らないようにするものではない。たとえば、保護されたExcelシートのデータを、他のブックや「Googleスプレッドシート」にコピーすれば、誰もがそのデータにアクセスできるようになることをご存知だろうか。データがどこか別の場所にコピーされれば、そのデータに設定されていた保護は無効になる。データをコピーするのは実に簡単なため、保護されたシートが安全だと勘違いしてはならない。

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