HULFT-WebConnectのポイント
- HULFTの配信要求や送信要求でのファイル転送をインターネット経由で実行
- Data Transfer APIを利用してファイルを転送するためのCLIも利用
- サービスサイトやファイル転送機能の一部はウェブAPIとして公開
HULFT-WebConnectの製品解説
セゾン情報システムズの「HULFT-WebConnect」は、ファイル転送サービス。ファイル転送ミドルウェア「HULFT」の機能をインターネット経由で利用できる。月額料金は転送データ量の上限で異なる。
HULFTの配信要求や送信要求でのファイル転送をインターネット経由で実行できる。オンプレミスにあるHULFTのエージェントはファイル転送の効率を上げるためにHULFT-WebConnectの最寄りのアクセスポイントを自動で探す。
ブラウザで簡易的にファイルを転送する「Data Transfer Site」も利用できる。「Data Transfer API」を利用してファイルを転送するためのコマンドラインインターフェース(CLI)も利用できる。集信側と配信側のどちらかがHULFTを未導入でもCLIをインストールすることで簡易的にファイルを転送できる。
サービスサイトやファイル転送機能の一部はウェブAPIとして公開されている。APIを活用すれば、適用業務に応じた管理サイトを構築したり、自社のウェブサービスなどから対向のHULFTとシームレスにファイルを転送できる。
公開されているREST APIを活用すれば、Site APIの仕様に基づいてリクエストやレスポンスを解析して独自のクライアントを作成可能。WebSocketを使ったデータ転送機能もAPIとして公開。Data Transfer APIの仕様に基づいてリクエストとレスポンスを解析して独自のデータ転送クライアントを作成できる。
HULFT-WebConnectは中継転送中のファイルをディスクに書き込まずにオンメモリで中継。サービスサイトの利用時やHULFTのファイル転送を中継する際は常時TLSで通信する。
主な利用シーンとしては、2024年を目処にインターネット回線網へ移行が予定されているINS回線網についてリプレース後のデータ転送、複数のクラウド上に配置されたHULFT同士やオンプレミスとクラウドのHULFTをつなぐ際の連携、海外などの遠距離通信におけるセキュアかつ転送速度が最適化された連携、といったものが挙げられる。
用途と機能 | ファイル転送サービス |
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特徴 | 中継転送中のファイルをディスクに書き込まずにオンメモリで中継。サービスサイトの利用時やHULFTのファイル転送を中継する際は常時TLSで通信。集信側と配信側のどちらかがHULFTを未導入でもCLIをインストールして簡易的にファイルを転送 |
税別料金 | (基本サブスクリプション、月額) 100GB:3万円、500GB:4万2000円、1TB:5万7000円 |
導入企業 | アマノ、パレット健康保険組合、コクヨなど |