EXPLANNER/Zのポイント
- オンプレミスの場合、開発フレームワークも提供
- OSやミドルウェア、データベースはMicrosoft製品に統一
- バージョンアップ時の影響を局所化したカスタマイズが可能
EXPLANNER/Zの製品解説
NECの「EXPLANNER/Z」は、統合基幹業務システム(ERP)パッケージソフトウェア。販売や債権、債務、会計、生産、原価のコンポーネントがあり、業種や業務ごとのコンポーネントを組み合わせ、要件に最適なERPを構築できる。
個々の業務特性に応じたカスタマイズも容易で、スムーズなバージョンアップが可能。データを一元管理するデータベース構造を採用し、グループ企業や外部企業とデータをスムーズに連携できる。
OSやミドルウェア、データベースはMicrosoft製品に統一されている。45年間3万本超もの導入実績によるノウハウを結集。バージョンアップ時の影響を局所化したカスタマイズが可能なほか、万全なセキュリティ対策で安心して利用できる。事業内容に合わせ多通貨や多言語も選択できる。
システム環境はパブリッククラウドとオンプレミスの双方に対応。オンプレミスの場合、開発フレームワークも提供され、ユーザー企業の独自機能を追加できる。
分析機能「ハイパーグリッド」による自由に分析できる。データをドリルダウンすることで業務間のシームレスな連携が可能と説明。外部システムとの柔軟なインターフェースもサポートしている。ウェブ画面とキーボード操作にユニバーサルデザインの採用、直感的に理解し操作できるやさしいヒューマンインターフェース、入力効率を重視した複数画面同時表示などもポイントだ。
販売管理は見積もりから受注売り上げや発注仕入れ、在庫管理までのプロセスを一元化。さまざまな取引形態や商品在庫特性、商品単価管理、個別出荷引き当てなどに対応する。債権では、請求から入金、売掛債権消し込みなどの債権管理業務のプロセスを一元化してキャッシュフロー改善をサポートする。
債務では仕入れから未払い、経費データから債務残高や元帳をリアルタイムに更新する。請求書との照合や支払予定の把握、一括支払いデータ作成などの機能を利用できる。生産管理では、見込生産や受注生産、MRP手配や製番手配などに対応して企業内部の複数の事業を一元管理。工場別発注に加えて本社拠点での集中購買運用も実現できるとしている。
原価管理では計算手法として全部原価計算や直接原価計算、総合原価計算や個別原価計算に対応。購入品単価や作業時間、賃率などの値を変更して品目別の標準原価をシミュレーションすることで目標値となる原価標準を見積もられるようになっている。
在庫管理では、受注伝票入力と発注伝票入力で予定在庫をリアルタイムに管理可能と説明。伝票入力中に「現在庫」「引当残」「予定在庫」を確認でき、入出庫明細票を入力画面から起動して、入庫と出庫のタイミングから在庫残高情報を確認できる。
用途と機能 | ERPパッケージ |
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特徴 | 業種や業務ごとのコンポーネントを組み合わせ、各種要件に最適なERPを構築。グループ企業や外部企業とデータをスムーズに連携。オンプレミスの場合、開発フレームワークも提供 |