クロネコヤマトで知られるヤマト運輸を抱えるヤマトホールディングスは2019年に100周年を迎える。ヤマトホールディングスは、2017年9月に創業100周年に向けた中期経営計画「KAIKAKU 2019 for NEXT100」を策定。「デリバリー事業の構造改革」「非連続成長を実現するための収益・事業構造改革」「持続的に成長していくためのグループ経営構造改革」と3つの改革を断行することで、次の100年も持続的な成長を目指すという。
機械学習プラットフォーム「DataRobot」を開発、提供するDataRobotは人工知能(AI)を活用したビジネスの事例などを披露するイベント「AI Experience 2018 Tokyo」を11月27日に開催。ヤマトホールディングスのデジタルイノベーション推進室 室長 奥住智洋氏が「ヤマトのデジタルトランスフォーメーションの取り組み」と題したセッションに登壇した。
同社のデジタルトランスフォーメーションでの取り組みについて奥住氏は「“R&D+D”機能の強化によるデジタルイノベーション(変革)への対応を目指す」と説明。R&D=研究開発だが、“+D”とあるのはDisruptive(破壊的)を意味し、新規事業創出や既存事業の革新実現と平行して、既存ビジネスにとって“破壊的”となり得るデジタル革新を能動的に目指すという指針だ。
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