低価格の小型コンピュータ「Raspberry Pi」シリーズは販売台数が2000万台を突破しており、勢いが衰えそうな気配はほとんど見られない。
このベストセラーシリーズの最新製品が「Raspberry Pi 3 Model A+」だ。
本記事では、この25ドルのボードについて知っておくべきことを余すところなく紹介する。
どんなものなのか
基本的には「Raspberry Pi 3 Model B+」より安価で小さく、やや機能が少ない25ドルのシングルボードコンピュータだ。
前機種は2014年に20ドルで発売された「Raspberry Pi 1 Model A+」で、これは2012年に登場した初代Raspberry Piと同じハードウェアをベースとしている。
Raspberry Pi 1 Model A+とどこが違うのか
Pi 3 Model A+のベースのハードウェアは、Pi 1 Model A+に比べてはるかに新しく高速で、一部のCPUベンチマークでは約10倍高速という結果が出ている。
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