uniConnect Cloudのポイント
- スマートフォンで会社のデスクにある固定電話の番号で発着信
- ボイスメールや別の電話番号への自動転送を設定
- スマートフォンの紛失や盗難はユーザー自ら端末を初期化
uniConnect Cloudの製品解説
エス・アンド・アイの「uniConnect Cloud」はクラウド構内交換機(PBX)。各拠点にゲートウェイや回線を敷設せずに、暗号化装置を設置することなく、インターネット経由でセキュアに固定電話での通話が可能(固定電話機はYealink製が対象)。
スマートフォンに関しても、各通信事業者(キャリア)が提供しているかけ放題プランを使い、携帯電話網で通信料を抑えながら会社の電話番号で発着信できる。通話定額に加入しているスマートフォンを使えば、固定電話へ発信した際の通話料は90秒あたり4.6円。
iOSとAndroidに対応する専用のモバイルアプリをスマートフォンにインストールすれば、スマートフォンで会社のデスクにある固定電話の番号で発着信できる。発信者の電話番号が着信時にスマートフォンに表示することも可能。iOSだけの機能だが、部門の代表番号にかかってきた電話をスマートフォンで応答することもできる。
電話帳に登録されている相手であれば、相手のプレゼンス状況とスケジュールを確認できる。相手の状況に応じて電話やチャット、メールなどから最適なコミュニケーション手段を選べる。
会議中や電車で移動中など設定した時間内に電話に出られなかった場合はボイスメールにメッセージを残してもらったり、あるいは別の電話番号に自動転送させられたりできる。業務時間外や長期休暇など電話に出られないことがわかっている場合も同様に設定できる。
電話会議にも対応する。電話会議専用番号に電話をかけて音声の案内に従って会議室を予約すると、開催者に会議の予約情報がメールで通知。そのメールを電話会議の参加者に転送すれば、電話会議の用意が完了する。参加者は通知された予約番号を音声の案内に従って電話を操作すれば、電話会議に参加できる。
専用のモバイルアプリを搭載したスマートフォンを紛失したり盗難されたりしたときは、ユーザー自身で端末を初期化できる「セルフリモートワイプ」機能が標準で搭載される。紛失や盗難に気が付いたら、近くにある電話から専用番号に電話をかけて音声の案内にしたがって、IDとパスワードを入力すれば、初期化できる。
セルフリモートワイプは、「リモートワイプ」「アプリケーションワイプ」「アプリケーションロック」「位置情報取得」の4つを選べる。リモートワイプはスマートフォンの全てのデータを消去して、工場出荷時の状態に戻す。
アプリケーションワイプは、専用のモバイルアプリの中にあるデータだけ消去。共有電話帳などのデータが消去される。アプリケーションロックでは専用モバイルアプリの利用を強制的に停止可能。位置情報取得はスマートフォンの位置情報をGPSで取得してGoogleマップのURLをメールで受信する。
「uniConnect」のクラウド版だが、利用できる機能が異なる。プロディライトが提供するIP電話サービス「IP-Line」を契約すれば、各拠点に電話回線を施設せず、全国主要都市の市外局番が利用可能になる。
用途と機能 | クラウドPBX |
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特徴 | 電話帳に登録されている相手であれば、相手のプレゼンス状況とスケジュールを確認。電話会議にも対応。専用のモバイルアプリを搭載したスマートフォンを紛失したり盗難されたりしたときは、ユーザー自身で端末を初期化 |
税別料金 | (1ユーザーあたり月額) 25~:900円、51~:800円、201~:700円 |