Acronis Files Advancedのポイント
- 標準規格「CMIS」に準拠するコンテンツ管理ソフトと同期、共有
- ダウンロードせずに「Office Online」でファイルを表示、編集
- Active DirectoryやMDMの製品やサービスと統合
Acronis Files Advancedの製品解説
アクロニス・ジャパンの「Acronis Files Advanced」は企業向けのファイル共有ソフトウェア。Windows Server 2012/2016に対応、仮想環境にもインストールできる。生産性を高めるためにさまざまなデバイスを使用したいという従業員のニーズと、データセキュリティや可視性、コンプライアンスを維持しなければならない組織のニーズの両方に適切に対応できるという。
ユーザーは必要な時にその場でモバイルデバイスやPCでファイルを同期、共有できる。サポートされているデータソースはファイルサーバやNASのほかに、標準規格「CMIS(Content Management Interoperability Services)」に準拠するコンテンツ管理ソフトウェアである「Alfresco」「EMC Documentum」「Microsoft SharePoint」などにアクセスして同期、共有できる。FTPからの更改にも対応できるとしている。
iOSやAndroid、Windowsの専用モバイルアプリからOffice文書を作成、編集、同期してPDFに注釈を付けることも可能。対応するウェブブラウザと「Office Online」の編集機能を使って機密ファイルや重要なファイルを表示、編集することもできる。対象となるファイルをダウンロードする必要がない。
管理者が設定するルールとポリシーを設定可能。データ損失防止(DLP)とワークフローでファイルやユーザー、デバイスを統制できると説明。監査ログからファイルの共有を可視化できる。転送中やデバイスに格納されるファイルは暗号化することもできる。
Active Directoryと統合して認証やプロビジョニング、ユーザー管理が容易になると説明。モバイルデバイス管理(MDM)ツールである「Microsoft Intune」のモバイルアプリ管理機能「Mobile Application Management」と統合することでプライベートクラウドやSharePointにアクセスしてファイルを共有可能。MobileIronやBlackberryなどの主要なMDMツールベンダー製品とも統合できる。
用途と機能 | 企業向けファイル共有ソフトウェア |
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特徴 | 専用モバイルアプリからOffice文書を作成、編集、同期してPDFに注釈を付けられる。監査ログからファイルの共有を可視化。主要なMDMツールベンダー製品とも統合 |