「『Word』で用語集を追加する--用語の出現時に意味を表示させる3つの方法」という記事で、一般的な用語集を作ることなく用語の意味を表示する3つの方法を紹介した。ドキュメントの最後に用語集を追加するのは難しくはないが、直感的にできる作業でもない。良くも悪くも、Wordには用語集を作る機能が組み込まれていないが、代わりに「引用文献登録」機能を使えば、一般的な用語集を作成できる。この記事ではそのやり方を紹介しよう。
筆者は、「Office 365」(デスクトップ版)の「Word 2016」を使用しているが、このテクニックは古いバージョンでも使える。自分のドキュメントを使ってもいいし、.docx形式または.doc形式のデモファイルをダウンロードしてもいい。ブラウザ版では参照をマークすることはできない。
引用文献登録(TA)とは
引用文献登録(TA)は、引用文献のリストを作成する機能で、昔から弁論趣意書の一部として使われてきた。判例や法令、出典をマークし、用語とそれらが登場するページをリストにする。ドキュメントにマークを付けインデックスを作成するのとよく似ているがTAは機能的にもっと優れている。
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