Googleが3年前に「Pixel」ブランドのスマートフォンを発売したことで、「Android」は主にサムスンやMotorolaなどのOEMに依存する状況から脱却し、「iPhone」に対抗する上質なファーストパーティーフラッグシップ製品を手に入れた。10月にリリースされた「Pixel 3」と「Pixel 3 XL」は、Appleの最新モデルである「iPhone XS」「iPhone XS Max」の対抗機という位置付けだ。
今回のレビューでは、ビジネスパーソン(幹部社員、開発者、リモートワーカーなどを含む)にとってのPixel 3のメリットを重点的に紹介する。一般ユーザー向けのレビューについては、米ZDNetによるPixel 3とPixel 3 XLのレビュー記事を参照してほしい。
第一印象
Pixel 3 XLは業界随一の高さを持つディスプレイノッチが広く批判されているが、標準サイズのPixel 3にはノッチがない。この疑問の余地のあるデザインは、「iPhone X」のリリース以来、多くのフラッグシップAndroidスマートフォンに採用されている。Pixel 3は基本的に実用本位のデザインで、普通の手を持つ普通のユーザー向けの普通のスマートフォンという感じがする。使用するスマートフォンのモデルを自分のアイデンティティのよりどころとするような人向けではない。2:1の画面アスペクト比は、「Pixel 2」(と他のほとんどのAndroidスマートフォン)で採用されている16:9ディスプレイからの歓迎すべき変更であり、使用可能な画面スペースと、手やポケットにフィットする機能的な形状のバランスがよくとれている。
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