Appleは2018年6月に開催の「Worldwide Developer Conference」(WWDC)で2時間15分にわたる大規模な基調講演を行い、「iOS 12」を世界に向けて発表した。そこで、認識してはいるが避けてきた重要な問題、つまりiOSのパフォーマンスにすぐさま言及した。
Appleは、大々的に報じられたバグやパフォーマンス関連の問題など、iOSのさまざまな問題について、長年批判にさらされてきた。iOS 12アップデートでは、パフォーマンス強化に力を入れ、iOS 12がサポート対象のすべてのiOSデバイスでスムーズに動作するようにした。iOS 12では、「Siri」「iMessage」「FaceTime」の機能が強化されたほか、デバイスの使用状況をより細かく認識し制御できるように支援するツールが追加されている。
この入門記事では、iOS 12に関する最新情報を紹介する。
iOS 12とはどんなものか、どのデバイスで動作するのか
AppleのモバイルOSであるiOSの12番目のメジャーリリースだ。歓迎すべき安定性とパフォーマンスの向上が多数施され、ユーザーが間違いなく興奮するような新機能を搭載している。まず、iOS 12ではアプリ起動の改善が約束されている。これを聞いて喜ばないユーザーなどいないだろう。
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