Flex Work Place Passageのポイント
- ファイルサーバ上のファイルをローカルにあるものを同じように使える
- 読み書きはファイルサーバなどにリダイレクト、PCには保存しない
- RAMディスクのファイルは電源オフなどで消去
Flex Work Place Passageの製品解説
横河レンタ・リースの「Flex Work Place Passage」は、社内外の場所を問わずにいつでも同じ環境でPCを安全に利用できる仮想デスクトップ環境を構築するソフトウェア。PCの読み書きをすべてファイルサーバなどのネットワークドライブへリダイレクトし、PCには一切のユーザーデータを保存しない。同社は「データレスPC」と呼んでいる。
PCに専用ソフトウェアをインストールするだけで、社外に公開したファイルサーバ上のファイルをローカルにあるものを同じように使えるようにする。PCのメモリ上に仮想的に作成する「RAMディスク」にサーバ上のファイルをコピーすることで、インターネットに常時接続できない環境でも安定して利用できる。
RAMディスクにコピーしたファイルは、PCをログアウトしたりシャットダウンしたりしたときに消去されるので、端末の紛失や盗難といった場合でもデータの流出や漏えいを防げる。データはすべてファイルサーバ上にあるので、PCのデータをバックアップしたり、PCの交換時にデータを移行したりする必要がない。
アカウントを停止するだけで、データを完全に保護できる。オフラインではまったく作業ができない仮想デスクトップ基盤(VDI)と異なり、オフライン時動作のためのRAMディスクを備えているため、利便性も確保される。
利用者はデータの保存場所を意識することなく、シーンに合わせて最適な端末を利用できる。データ移行の際にも管理者の負担を軽減、手間暇を削減してくれる。
用途と機能 | 「データレスPC」を構築するソフトウェア |
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特徴 | RAMディスクにサーバ上のファイルをコピーしてインターネットに常時接続できない環境でも利用可能。コピーしたファイルは、PCをログアウトしたりシャットダウンしたりしたときに消去。VDIと異なり、オフライン時動作のためのRAMディスクを備えているため、利便性も確保 |
税別参考価格 | ソフトウェアライセンス:37万4000円 ユーザーライセンス:1万2000円 |