ノンプログラミング開発ツール「kintone」のユーザー同士が一堂に会し、kintoneによる業務改善プロジェクト成功の秘訣や活用のコツをそれぞれの視点で解説、貴重なノウハウやアイデアを交換するリアルイベント「kintone hive」。3月の福岡から始まり、仙台、名古屋、大阪を経て、東京でフィナーレを迎えた。
ポーラのTBエリア統括部の伊藤祐輔氏が「シナプス型展開でイノベーションを創造する」というテーマで登壇、同社でのkintoneの活用術を語った。
情報を入手する手間は大きな割合を占める
伊藤氏はまず「154万2400」という数字を示した。この数字は、業務で行っている1年間の情報処理の“複雑度”であるという。
伊藤氏が調査したところ、1日平均約400の情報に触れているという。その情報を取りに行く先の数は約16カ所、これに1年間の稼働日数である241を掛けると、154万2400という数字が導き出される。「情報数×入手先数×日数」というわけだ。これだけの複雑な情報を処理、判断していることになる。
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