NIASのポイント
- 利用状況をグラフ化、容量不足時期を予測
- 重複ファイルや長期間未参照ファイルを洗い出し、自動的に整理可能
- 世界中に分散したファイルサーバを全社共通の運用ルールで管理可能
NIASの製品解説
NECの「NIAS(NEC Information Assessment System)」は、ファイルサーバ統合管理ソフトウェア。2ステップでファイルサーバの不要なファイルを削減、整理し、コストを最適化できるという。
ステップ1では、まずファイルサーバ状況を可視化する。利用状況が一目瞭然になるため、ファイルサーバの容量不足時期の予測を見れば、次期ディスク増設のタイミングを決めることが可能。
利用状況もグラフ化されているので、定期的に容量を削減した効果や推移を簡単に確認できるほか、最も効果的なファイルサーバの整理条件を自動的にお勧めしてくれる。
NEC独自のインメモリデータベース技術を活用して、その場で条件を追加、変更し、ファイルサーバの肥大化要因をリアルタイムに分析できる。クロス集計や削減効果シミュレーションなどの機能を使って素早くスムーズに整理条件の特定が可能だ。
ステップ2では、分析効果に従って効率的に整理する。利用者に整理を依頼する場合、ステップ1で洗い出した不要と思われるファイルのリストを利用者にメールで送付。
利用者は、別の条件をつけ加えてリストをさらに絞り込めるなど、本当に不要なファイルだけを整理可能。設定した整理ポリシーに従って重複ファイルや長期間未参照ファイルなどを洗い出し、自動的に整理することも可能。
アクセス権の設定も簡単かつスピーディーに行える。アクセス権の設定をシングルウィンドウで確認、修正できるだけでなく、ツリービュー上でフォルダのアクセス権の設定状況を比較可能なため、イレギュラーな状態でアクセス権が付与されているフォルダを可視化。各フォルダのアクセス権の設定状況を親子関係で比較してツリービュー上で把握できる。
世界中に分散したファイルサーバを全社共通の運用ルールで管理できる。海外拠点や工場、店舗など世界中の拠点にあるファイルサーバの情報をエージェントサーバが収集して、本社などにあるNIAS管理サーバに集約することで一括管理する。
リソース管理オプションを活用すれば、組織改変やプロジェクト対応などで発生する、ファイルサーバの割り当て設定やアクセス権設定など煩雑な作業を一元管理することも可能だ。設定作業は現場部門やプロジェクト担当者に権限を委譲できるほか、申請や承認をシステム化するワークフロー機能も搭載。運用管理者の負担を軽減するとともに、設定ミスを防ぎ、業務の効率化を支援してくれる。
個人情報検出オプションでは、ファイルサーバ内で個人情報が含まれているファイルを検出する。ファイル暗号化オプションを活用すれば、隔離された個人情報が含まれるファイルを自動的に暗号化する。
用途と機能 | ファイルサーバ統合管理ソフトウェア |
---|---|
特徴 | 2ステップでファイルサーバの不要なファイルを削減、整理。アクセス権の設定をシングルウィンドウで確認、修正。イレギュラーな状態でアクセス権が付与されているフォルダを可視化。リソース管理オプションでファイルサーバの割り当て設定やアクセス権設定など煩雑な作業を一元管理。個人情報検出オプションでは、ファイルサーバ内で個人情報が含まれているファイルを検出 |
税別価格 | 基本ライセンス:50万円~ リソース管理オプション:50万円~ 個人情報検出オプション:50万円~ |
導入企業 | 竹中土木、住友電装、gloopsなど |