NeoFace KAOATOのポイント
- 顔画像をもとに特定人物の来訪を捉え、警備に自動通知
- 出入り口に設置したカメラで顔の画像をもとに利用者を認証
- 画像は暗号化して保存後、一定期間で自動的に消去
NeoFace KAOATOの製品解説
NECソリューションイノベータの「NeoFace KAOATO」は顔認証パッケージソフトウェア。あらかじめデータベースに登録した人物の顔画像と、監視カメラが捉えた人物の顔画像を高速、高精度に自動照合する。
映像の取得には、ウェブカメラやネットワークカメラ、アナログカメラ、近赤外線カメラなど用途に応じて選択可能。画像は暗号化して保存後、一定期間で自動的に消去される。顔画像は権限を持った特定のユーザーのみ閲覧可能となっている。
ログを映像でなく画像で蓄積するため、ハードディスクドライブの容量を削減できる。カメラ数台の小規模構成からスタートし、導入後に台数を増設できる。導入実績を通して培われた経験と機能による個別ニーズへの対応なども特徴だ。
米政府機関主催のコンテストで高評価を獲得したNECの顔認証エンジン「NeoFace」を搭載している。防犯システムと入退管理システムが用意されている。
防犯システムでは、施設の各場所に設置したカメラで顔画像をもとに特定人物の来訪を捉え、警備に自動通知。ライブ画像や過去の映像、画像ファイルから不審者を検索、絞り込みが可能。顔検索で特定人物の行動を時系列、多角的に分析できる。性別や年齢などの目撃情報からも検索可能。
監視用カメラ映像から切り出した顔の画像と事前に登録した特定人物の顔の画像を自動で照合する。24時間365日いつでも複数台のカメラから該当人物を同時に検知できる。類似の顔を捉えると通知するといった使い方も可能だ。スマートフォンと連携できる。警備室にいないときでも情報を受け取って的確な対応を取れるようになる。
入退管理システムでは、企業や学校、病院、研究施設など建物や部屋の出入り口に設置したカメラで顔の画像をもとに利用者を認証する。なりすましや共連れなどの防止や抑止に活用できる。
顔認証とIDカード認証の多要素認証で本人を確認する。連携可能なIDカードはFeliCaやSAFEWARE-SX、カメレオンコードなど。IDカードの盗難や紛失時の不正利用対策としても活用可能。カメラの撮影範囲を通過するだけで照合されるので利用者の抵抗感を軽減。誰が何時にどこに入退室したのかを顔の画像付きで管理できる。
用途と機能 | 防犯システムや入退室管理システムとして活用できる顔認証パッケージソフト |
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特徴 | 用途に応じてカメラを選択可能。画像は暗号化して保存後、一定期間で自動的に消去される。顔画像は権限を持った特定のユーザーのみ閲覧可能。ログを映像でなく画像で蓄積するため、HDD容量を削減可能 |