デルは8月29日、インサイドセールスの大幅増員と、昨年採用した人材の特徴と傾向をまとめた調査結果を発表した。同社は2017年5~8月の4カ月間、50人を超えるインサイドセールス(内勤営業)を採用し、今年度も昨年同様の採用計画を実施する。同社執行役員 広域営業統括本部超 清水博氏は「進化したインサイドセールス育成に向けて積極採用を開始する」と述べた。
一般的にインサイドセールスと言えば、内勤による電話を通じた顧客とコミュニケーションを図った営業活動を指す単語だが、デル広域営業統括本部では物販よりも、顧客の重要な課題を理解した上で価値を提供するコンサルタント的なアプローチに注力している。その歴史は1992年までさかのぼり、「おそらく最古の組織化されたインサイドセールス」(清水氏)と説明し、中堅企業に向けた独立チームをグローバルで立ち上げたという。
デルが昨年度に実施したインサイドセールス中途入社者に対して調査したところ、97%が入社時の教育カリキュラム研修に満足と回答し、95%がキャリア形成を描きやすいと、キャリアパスや資格強化を評価している。
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