FUJITSU Cloud Service for SPARCのポイント
- 仮想化技術「VM Server for SPARC」で仮想サーバを払い出し
- 「Solaris Legacy Containers」でSolaris 8など古い資産を有効活用
- ストレージ専用ネットワークでI/O性能を担保
FUJITSU Cloud Service for SPARCの製品解説
富士通の「FUJITSU Cloud Service for SPARC(旧:FUJITSU Cloud Service U5)」は、SPARC/Solarisの環境をIaaSとして利用できるサービス。Solarisで稼働する既存資産を有効活用したクラウド環境の構築に加え、UNIXサーバと連携したハイブリッド環境を容易に構築できる。
富士通のデータセンターに設置されたSolarisを利用する。既存のSolaris資産を活用しながら、繁忙期の対応をはじめ業務量の一時的な増減や利用期間の変更など、環境変化に応じて柔軟に利用リソースを変更できる。富士通のデータセンター運用のプロフェッショナルとUNIXサーバの開発チームがタッグを組んでユーザー企業のクラウドを保護する。
仮想サーバは仮想化技術「VM Server for SPARC」で払い出される。クラウドに複数世代のOSを構築することが可能。Solaris 10/11に加えてコンテナ技術「Solaris Legacy Containers」を組み合わせることでSolaris 8など古い資産をそのまま有効活用できる。
「システム環境をクラウド化したいが、基幹システムを移行するには不安がある」といった課題に対しても有効だ。仮想サーバとストレージの接続にはストレージ専用ネットワークを使用し、I/O性能を担保。物理的に独立した環境へ仮想サーバを分散配置することで可用性の向上も図ることができる。
「FUJITSU Cloud Service for OSS IaaS」と連携利用することで、Linux/Windowsも含めたマルチOSのクラウド環境構築を構築可能。ストレージにはFUJITSU Storage ETERNUSを採用し、高信頼のクラウドを実現するほか、オンプレ環境とのハイブリッドクラウド環境の構築も可能。
用途と機能 | SPARC/SolarisベースのIaaS |
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特徴 | Solaris 10/11に加えてコンテナ技術でSolaris 8など古い資産を有効活用。仮想サーバは「VM Server for SPARC」で払い出し。「FUJITSU Cloud Service for OSS IaaS」と連携可能 |